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🏠屋根の知識

知っていると役に立つ、屋根の知識をご紹介します。


01.  屋根の形状 いろいろな屋根の形をご紹介します

◼︎切り妻(きりづま)

【特徴】

・2面だけで屋根が構成されるシンプルな形状

・屋根の最頂部である棟の両側から流れる二つの傾斜面で構成されている山型

・ローコストで雨漏りの心配が少ない

【メリット】

シンプルな造りのため、コストが抑えられる

・初期費用だけでなく、葺き替え時などランニングコストでも比較的有利

・屋根が三角になると家の中に高さが出るため、換気しやすい住まいになる

・ソーラーパネルを設置しやすい(変換効率の最も高い傾斜角度に合わせて、屋根の勾配を自由に変化させることができ、寄棟屋根などに比べると広くできる形であることから、より大きな面にソーラーパネルを設けられる)

・屋根に積もる雪の量を抑えることができる(二方向にだけ軒先があるため雪が落下する位置など限定できる)

デメリット

・妻側の壁に太陽の光や雨が当たりやすい (壁の上部が三角に切り取られる側が"妻")


◼︎寄棟(よせむね)

棟(むね)→屋根の頂きで面と面が合わさる場所
棟(むね)→屋根の頂きで面と面が合わさる場所

【特徴】

・一般的な住宅屋根の一つ

・四方向に傾斜する屋根面をもつ(上から見ると長方形)

【メリット】

・風を分散しやすく、台風や強風に強いのが特徴です。特に風の強い地域では、安定した構造が安心感を与える

・傾斜があることで雨水がスムーズに流れやすく、雨漏りのリスクが低い。

・屋根の四方に軒が出るため、外壁が雨にさらされるのを防ぎ、建物の耐久性を高める

・特定の面だけに強い日差しが当たりにくく、屋根の温度上昇を抑える効果があります。これにより、室内の温度調整がしやすい

・落ち着いた上品なデザインで、高級感のある外観を演出できる。洋風・和風どちらの住宅にもマッチしやすく、シンプルながらもバランスの取れた美しい仕上がりになる

デメリット

・屋根の面が4方向に分かれるため、シンプルな切妻屋根に比べて施工が複雑になります。その分、材料費や施工費が高くなる傾向がある

収納スペースやロフトの確保が難しくなることがある

屋根裏の窓(天窓など)を設置しにくく、採光や通風の面で不利になることがある

雨どいの取り付け箇所が多くなり、結果として、ゴミ詰まりや劣化によるメンテナンスの手間が増える可能性がある


◼︎片流れ(かたながれ)

【特徴】

・一面で構成されている形状

・屋根の棟から片方の軒先まで斜面

・雨水なども片面に流れる

【メリット】

・平屋の屋根を片流れにすると軒先のない壁面に高さが出るため、高い位置に窓を作ることができる。→高い位置から光を取り入れることで家の中が明るくなるのが選ばれる理由の一つ

・ほかの屋根形状と比べて屋根面が広いため、太陽光パネルを多く乗せられる

・初期費用・リフォーム費用が安く済む(シンプルな構造なので費用が抑えられる)

・屋根裏に大きなスペースができる。(傾斜をつけることで屋根と天井板の間にスペースを作ることができる。このスペースを小屋裏部屋として有効活用できる)

※ただし、小屋裏は「高さ140cm未満」、「面積が階下の1/2までの広さ」などの条件を満たさないと延床面積に算入されることに留意

デメリット

・軒先のない壁面は雨風や紫外線の影響を受けやすく、屋根・界壁が劣化しやすい

・雨漏りのリスクが高い(「破風板(はふいた)」と「野地板(のじいた)」野地合板)」の境目から、伝い水によって雨漏りが発生するケースがある)


◼︎陸屋根(ろくやね)

【特徴】

・傾斜の無い平面状の屋根のこと。平屋根ともいう。

・屋上を設けるのに最適な形。(「陸(ろく)」とは水平の意味があり、その逆は「不陸(ふろく)」という。普通、陸屋根を有する建築物の上の平面部を屋上という。)

【メリット】

・屋上として活用できる(人が利用したり物を置いたりする際は、屋上利用を考えた構造が必要になる)

・メンテナンスが簡単(屋上としての活用を考慮して、施工の際に階段を設けている場合は、よりメンテナンスがしやすい)

・建築スペースを広くできる(三角屋根に比べると建築スペースが広くなり、同じ天井の高さでも居住空間を広く感じることができる)

(天井が低いと圧迫感が出て窮屈な印象を与えがちですが、建築スペースを広く保つことで開放的に感じられます。)

デメリット

・夏場は最上階が蒸し暑い(建物の構造や材質、断熱材によっても異なるが、屋根と天井の間に空間がない陸屋根は、屋根に当たる陽射しによって天井面の温度が上昇しやすくなる。熱がこもらないようにするには緑地化したり、直射日光が当たらないようにウッドデッキにしたりするなどの工夫が必要)

・ロフトの設置ができない。(陸屋根は基本的にロフト(屋根裏部屋)がないため、収納スペースが欲しい場合や屋根裏部屋をちょっとした居住空間として楽しみたい場合は活用できない)

・雨漏りしやすい。(三角屋根に比べると水はけが悪く、しっかりと防水処理をしておかないと雨漏りする可能性がある。雨漏りがしないように建築技術も向上しているが、防水材料は経年劣化するので、定期的なメンテナンスが必要)

 



02.  屋根の仕組み 屋根ってどうやってできているの?

◼︎垂木(たるき)

頂上の棟木から母屋に向けて掛け渡し、垂らすように斜めに取り付けられていることから[垂木:たるき]と呼ばれる。屋根面の荷重を支え、野地板を受ける構造体。一般的には約45cm間隔で設置する。

◼︎野地板(のじいた)

屋根の下地として取り付けられる板材のことです。屋根の構造の一部であり、瓦や金属屋根、スレートなどの屋根材を支える重要な役割を果たす。


◼︎ルーフィング:防水紙

野地板の上に設置するシート。雨から室内を守ってくれる。屋根材に不具合があっても防水紙に不具合がなければ雨漏りに発展することはない。一般的な防水紙から改質アスファルトルーフィング、粘着タイプのもの、厚手の粘着タイプのものなど種類は多岐に渡っている。最近は遮熱タイプもある。

【アスファルトルーフィング】

汎用されているルーフィングシート。ルーフィングシートの中ではグレードが最も低く、貼り付け後10年程度で劣化始まる。「アスファルトルーフィング940」と呼ばれる製品が最も流通している。ほとんどの新築住宅では「アスファルトルーフィング940」が使われている。

【改質ゴムアスファルトルーフィング】

改良された耐久性の高いルーフィングシート。「改質ゴムアスファルトルーフィング」「ゴムアス」「ゴムアスファルトルーフィング」とも呼ばれている。

【ルーフィングの重要性】

ルーフィングは、雨の進入から家を守る重要な屋根材。屋根材で防止できなかった雨水を野地板や屋根裏に浸み込ませないように屋根材の下で雨水を流す。

台風時や暴風時では、どうしても屋根材の下まで雨水が浸入してしまう。ルーフィングが貼ってあると、その上を雨水が流れて雨樋で排水されることで雨漏りを防ぐ。屋根材だけで雨水の進入を食い止めることは不可能に近い。

極端に言えば、瓦がなくてもルーティングさえしっかり貼っておけば雨漏りはしないということである。

 



03.  屋根材の種類

◼︎金属屋根(ガルバリウム)

【特徴】

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%から成る、アルミ亜鉛合金めっき鋼板。

アルミニウムの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食機能により、従来の鋼板よりもさらに耐久性に優れ、あらゆる用途に対応できる画期的な屋根材。

【耐久性】

塩害地域で15年、それ以外の地域で30年

【メリット】

・不燃素材なので耐火性に優れている

・耐久性が優れている

・カラーバリエーションが豊富

・日本瓦の約1/6の軽さ。耐震性に優れている

・一般的なトタンと比べると約4倍の防錆性

デメリット

・断熱性が低くて夏場が暑い。断熱対策が必要

・衝撃に弱い。薄いので重いものが当たると凹む

・防音性が低い。他の屋根材と比べて雨音は大きくなる

・防音材や断熱材の施工など弱点克服にコストがかかる

 


◼︎釉薬瓦(ゆうやくがわら)

瓦の種類(素焼き・いぶし・釉薬)
瓦の種類(素焼き・いぶし・釉薬)

【特徴】

瓦の形に整えた粘土にうわぐすりをかけて焼成した物。

陶器瓦とも呼ばれ、プレス成形した瓦形の素地に釉薬(うわ薬)をかけて、窯の中に入れて高温で焼き上げた瓦。

さまざまな色を出せるのが魅力でまた、形はJ形(和形)・F形(平板)・S形等 があり家の形状、デザインに合わせて使い分けられる。

和瓦の形や平型などの製品も増え、和風住宅だけでなく洋風住宅でも用いられている。

【耐久性】

60年

【メリット】

・瓦表面の釉薬がガラス質になっているため、水が浸透せず、長い年月を経ても美しい状態を保て、10年に一回程度のメンテナンスでOK

・表面の色が劣化しない

・塗装製品でないため再塗装の必要なし

・もし何かぶつかって割れた場合でも一枚から交換可能

デメリット

・初期費用が高め

・比較的重い(一枚2~3㎏)

 

※釉薬…素焼きの陶磁器の表面に光沢をだし、また液体のしみ込むのを用いるガラス質の粉末。うわぐすり。(陶器瓦ともいう)


◼︎スレート

【特徴】

セメントに繊維材料を混合して強化した薄い板の素材 色デザインも豊富で軽量かつ安価。

最近では、表面の塗装の耐久性や対候性を高めたもの、遮熱タイプなどもある。

表面に凹凸感を出し、自然石の素材感を表現したものもある。

【耐久性】

20年~25年

【メリット】

・一部高価な商品もあるが瓦などに比べると安価

・カラーバリエーションが豊富

・耐火性、断熱性に優れている

・最も普及している屋根材なので多くの業者が施工できる

・軽量のため耐震性に優れている

デメリット

・暴風雨に比較的弱く、隙間から雨水が入り込みやすい

・日本の伝統的な家具には適さない単調なデザイン

・定期的な塗装が必要となる

・人の重さや、強い風や災害、積雪でも重さで割れてしまうことがある。

・表面がザラザラしているので、水分が滞留してコケやカビが生えやすい

 


◼︎ハイブリット瓦

【特徴】

瓦の持つ耐久性や耐候性、意匠性(いしょうせい)・装飾性を残し、軽量化された瓦 。業界でもハイブリッド瓦は、KEMW(ケイミュー)の「ROOGA(ルーガ)」と富士スレートの「エアルーフ」が多く使われている。

ROOGA(ルーガ)

カラーベストが得意なKEMW(ケイミュー)社が開発した商品。正式には『樹脂購入繊維補強軽量セメント瓦』

従来の桟葺瓦や土葺き瓦の場合1坪約140㎏~200㎏の加重が掛かる重量を、ROOGA(ルーガ)の場合は1坪当たり約68㎏と、半分以下の加重条件に軽減してくれる。

そういった面でもコストパフォーマンスに優れ、耐候性が高く、表面もイミュー株式会社独自の塗装構造が採用されているため、長く使うことができる。

雅:みやび

和瓦に近いデザイン。瓦ならではの邸宅感を高め、外見を取り美しく見せます。同質役物のみの取り扱い。

[カラーバリエーション:モダン・ブラック、モダン・ブラウン、モダン・グレー、モダン・オレンジ] 

[種類]樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦] [厚み:25㎜] [重量:約19㎏/㎡] [施工方法:乾式施工] [太陽光の対応:支持金具・支持瓦]


鉄平:てっぺい

平たいデザインが特徴 洋風住宅用としておすすめの屋根材だが日本瓦からの葺き替えにも対応できる。

役物(棟や軒先に使用する部材)を同質役物を同質役物(屋根と同素材)もしくは板金(ガルバリウム銅板)役物か選択できる

板金役物の方が安価。

 [カラーバリエーション:ストーンブラック、ストーンブラウン、ストーン・グリーン、ストーン・オレンジ]

 [種類:樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦] [厚み:25㎜] [重量:約19㎏/㎡] [施工方法:乾式施工] [太陽光の対応:支持金具・支持瓦]



04.  防水材料


05.  雨漏れの原因


06.  瓦の知識




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